CCNAの受験を考えたとき、多くの人が「受験料、けっこう高いな」と感じます。私も同じでした。
結論から言うと、CCNAの受験料は高いです。でもネットワークエンジニアを目指すなら、避けて通れない資格でもあります。だからこそ、受験料の正しい知識を持って、ムダにしない準備をすることが大切です。現役のネットワークエンジニアとして、受験料のリアルと、お金をムダにしないための考え方を解説します。
- CCNAの受験料の目安(いくらか)
- 割引はあるのか、その実態
- 最大の節約が「一発合格」である理由
CCNAの受験料はいくら?
CCNAの受験料はCisco公式で300米ドル+税です。日本ではPearson VUEが円建て・為替レートで請求し消費税10%が加わるため、2026年7月時点(1ドル≒162円)で税込およそ5万3千円前後になります。為替で変動するので、正確な金額は必ず申し込み時にPearson VUEの決済画面で確認してください。
金額がドル建てで決まっているため、申し込み時の為替レートによって日本円での支払額は変わります。受験を予約する際に、必ず最新の正確な金額を確認してください。
ちなみに、この受験料は2020年の試験改定(複数試験が200-301に一本化されたタイミング)で値上がりしました。近年は円安の影響もあり、日本円ベースでは年々割高に感じられるようになっています。
正直、高い。でも必須の資格
正直な気持ちを言えば、300米ドル+税という受験料は高いです。私自身も、安いとは全く思いませんでした。
それでも、CCNAはネットワークエンジニアになるために、ほぼ必須と言っていい資格です。現場では、CCNAレベルの知識がないと会話そのものが成り立ちません。つまり、高くても取らざるを得ない。これがCCNAの受験料の悩ましいところです。
私はプレッシャーを感じやすいタイプなので、受験のときは「この金額を払って落ちたらどうしよう」というプレッシャーをかなり感じていました。同じように感じる人は、多いと思います。
受験料の割引はある?
「少しでも安くならないか」と考えるのは当然です。割引の仕組みはいくつかありますが、一般向けの割引はほとんどないのが実情です。
- シスコ公式プログラム経由:シスコの公式教育プログラムを修了した人に、割引バウチャーが提供されることがあります(完全無料にはなりません)。
- スクール経由:スクールによっては、割引バウチャーの取り扱いや、合格時の受験料キャッシュバック制度がある場合があります。通うスクールがあるなら、受験料の扱いを確認してみる価値があります。
- 会社の費用負担:IT企業やSIerでは、業務に関連する資格の受験料を会社が負担してくれる制度があることがあります。勤務先の人事・総務に確認してみてください。
逆に、誰でも使えるような一般向けの割引バウチャーは、ほぼ流通していません。「安く受ける裏ワザ」のようなものは期待しないほうがいいでしょう。
CCNAの受験料は割引・バウチャーで安くなる?
「バウチャー」についても、もう少し踏み込んで整理しておきます。バウチャーとは、Pearson VUEやCisco認定パートナーから購入できる受験チケットのような支払い方法の一つです。ただし勘違いしやすいのですが、金額は正規の受験料と同額で、バウチャーを購入すること自体に割引効果はありません。
では「割引付きのバウチャー」はどうかというと、一般消費者向けにはほとんど流通していません。Cisco公式トレーニングの受講者やオフラインイベントの参加者、Cisco Networking Academyの正規プログラム修了者などに配布される程度で、個人がこのために入手するのは現実的ではありません。
現実的な節約法があるとすれば、勤務先に受験料の補助制度がないか確認することです。資格取得支援や受験料負担の制度を持つ会社は珍しくありません。まずは人事・総務に聞いてみてください。
なお、厚生労働省の教育訓練給付金を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、これは対象講座・スクールの受講費用に対する給付制度であり、Pearson VUEに支払う受験料そのものは対象外です。受験料が直接安くなる制度ではない点に注意してください。
割引バウチャーはどこで買う?(購入前の注意)
受験料を少しでも抑えたいなら、割引バウチャーの利用を検討する人が多いはずです。ただし、購入先や有効期限、対象試験の条件は事前に必ず確認してください。【要確認:正規の販売ルート・価格・有効期限・対象バージョンをなべが公式/正規代理店で確認して追記】
安さだけで選ぶと、対象試験が違った、期限が短かった、といった落とし穴があります。金額の下に「条件」を必ず読む——これは受験料に限らず、現場での契約確認と同じ感覚です。
最大の節約は「一発合格」
ここが、この記事で一番伝えたいことです。
CCNAは再受験も同じ受験料がかかります(CCNA Exam Safeguardを購入していない場合)。つまり、一度落ちると、同額の受験料をもう一度支払うことになります。受験回数が増えるほど負担は大きくなります。
だから、受験料を節約する一番確実な方法は、小手先の割引を探すことではなく、「一発で合格すること」です。本当に、1回で受かるのが一番安い。私自身、プレッシャーを感じながら受験した経験から、心の底からそう思います。
受験料を高いと感じる人ほど、準備に投資すべき
「受験料が高いから、教材費はできるだけ抑えたい」——気持ちは分かります。でも、これは逆効果になることがあります。
準備が不十分なまま受けて落ちれば、また数万円の受験料がかかります。それなら、最初から教材や学習環境にしっかり投資して、一発で受かったほうが、トータルでは安く済みます。
私の場合は、まず黒本とPing-tの有料版に課金しました。それに加えて、有料の教室にも通いました。なぜなら、自分一人で本気で勉強しきる自信がなかったからです。
ここは正直な話ですが、自分を律して独学を続けられないなら、お金を払って「勉強せざるを得ない環境」を買うしかありません。教室に通えば、強制力が働きます。高い受験料を何度も払うリスクを考えれば、最初から環境に投資するのは、決してムダな出費ではありません。
もちろん、自分で計画的に勉強できる人は、黒本とPing-tだけでも十分合格できます。大事なのは「自分はどちらのタイプか」を正直に見極めて、必要なところにお金をかけることです。
まとめ
- CCNAの受験料は300米ドル+税。日本では2026年7月時点(1ドル≒162円)で税込およそ5万3千円前後が目安。為替で変動するため決済画面で確認
- でもネットワークエンジニアには必須の資格。避けられない
- 一般向けの割引はほぼない。あるとすればシスコ公式プログラム・スクール・会社負担
- 再受験も同額(Exam Safeguard未購入の場合)。最大の節約は「一発合格」
- 受験料を高いと感じる人ほど、準備(教材・環境)に投資して一発で受かるのが結果的に安い
受験料の円建て金額は為替で変動します。申し込み前に、必ずPearson VUEの決済画面で正確な表示額を確認してください。


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