インフラエンジニアの夜勤はきつい?運用監視のシフトと構築の夜間作業は別物、現役が書く抜け出し方

インフラエンジニアの夜勤はきつい?運用監視のシフトと構築の夜間作業は別物、現役が書く抜け出し方 取得後のキャリア・転職

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「インフラエンジニアは夜勤がきつい」と聞いて、仕事選びや今の働き方に迷っている人に向けた記事です。

私は2014年から、ネットワークエンジニアとして構築や設計の現場で働いてきました。シフト制の夜勤ではありませんが、メンテナンスや切り替えのための夜間作業は、月に1回か2回くらいのペースで経験してきました。

検索で出てくる記事の多くは、インフラエンジニアの「夜勤」をひとまとめにしています。でも現場では、運用監視のシフト夜勤と、構築・設計側の夜間作業は、まったく別の働き方です。この記事では、その違いと、夜勤から抜けた人に共通していたことを書きます。

結論:インフラエンジニアの夜勤には2種類ある

インフラエンジニアの夜勤には、運用監視のシフトに組み込まれた夜勤と、構築・設計側が業務時間外に行う夜間作業の2種類があります。私がいる構築・設計側の夜間作業は、月に1回か2回くらいです。

「夜勤がきつい」と言われるとき、多くは前者のシフト夜勤を指しています。後者は、インフラの仕事を続ける限りゼロにはなりにくいものの、頻度はずっと少なくなります。

なぜインフラの仕事には夜の作業があるのか

ネットワークやサーバーは、会社やサービスが動いている時間に止めるわけにいきません。そのため、機器の入れ替えや設定の変更、障害の監視は、利用者が少ない夜間や休日にも行われます。

この「止められない」という性質が、夜勤と夜間作業の両方を生んでいます。ただ、関わり方は立場によって大きく違います。

運用監視のシフト夜勤と、構築・設計の夜間作業の違い

項目運用監視のシフト夜勤構築・設計の夜間作業
やること監視、アラートの一次対応、決められた手順での復旧機器の入れ替え、設定変更、切り替え
頻度シフト表に組み込まれ、定期的に回ってくる案件や作業の予定しだい。私の場合は月1〜2回
働く時間夜勤が勤務時間そのもの普段は日中に働き、作業日だけ夜になる
事前の準備手順書に沿って対応することが多い作業手順や切り戻しの手順を、自分たちで用意する

シフトの組み方や夜勤の回数は、現場によってかなり違います。「夜勤あり」とだけ書かれた求人で決めず、夜勤の頻度とシフトの形を、面談で具体的に聞いてください。

構築・設計側の夜間作業は、頻度は少ないものの、準備の負担があります。作業が予定どおりに終わらなければ、切り戻して元の状態に戻すところまでが仕事です。

夜勤について法律で決まっていること

働き方を考えるうえで、知っておくと損をしないことを2つ書いておきます。

  • 午後10時から午前5時までの労働には、通常の賃金の2割5分以上の割増賃金を払わなければならない(労働基準法37条4項)
  • 深夜業を含む業務に常時従事する人には、会社は6か月以内ごとに1回、健康診断を行わなければならない(労働安全衛生規則45条・13条1項3号ヌ)

割増賃金は、雇われている会社が払うものです。客先に常駐していても、払うのは常駐先ではなく、所属している会社です。給与明細で深夜の割増がどう計算されているか、一度確かめておくと安心です。

夜勤から抜けた人と、抜けられなかった人の違い

運用監視のシフト夜勤から構築側に移っていった人も、ずっと夜勤に残った人も見てきました。

サイト主
サイト主

抜けられるかどうかは、一番は運だと思います。タイミングと人柄もあります。あとは普段から、抜けることを意識して行動しているか。勉強するときも、案件の中でも、その意識を持って対応できているかが大事だと思います。

運やタイミングは、自分ではどうにもできません。ただ、構築側で人が必要になったタイミングで声がかかるのは、普段から意識して動いている人です。

監視の仕事の中でも、アラートが出た機器の構成を調べてみる、復旧手順がなぜその順番なのかを考えてみる。そうした積み重ねが、声がかかったときに「この人なら任せられる」と思ってもらえる材料になります。

社内で抜ける道と、会社を替える道

今の会社が構築や設計の案件も持っているなら、社内で異動や案件の変更を目指せます。持っていないなら、会社を替えることも考える必要があります。

どちらの道を選ぶかの判断と、保守や監視の現場でできることは運用保守から構築・設計へ上がるにはに詳しく書きました。

先にひとつだけ。夜勤が続いて、眠れない、朝起きられない、食欲がないといった状態なら、抜け方を考えるより先に休んでください。動ける状態に戻ってからで間に合います。

監視や運用の実務経験が2年以上あるなら、夜勤のない働き方につながる求人があるかを、外で確かめておく価値があります。ITエンジニア専門の転職支援サービスなら、今の経験でどんな求人につながるかを聞けます。

相談したからといって転職しなければいけないわけではありません。なお、このサービスは実務経験のあるITエンジニア向けで、求人は首都圏が中心です。

よくある質問

夜勤なしで働けるインフラエンジニアはいますか

シフト制の夜勤がない働き方はあります。構築や設計の仕事が中心になれば、シフトの夜勤からは外れることが多いです。ただ、機器の入れ替えや切り替えのための夜間作業は残ることが多いです。私の場合は月に1〜2回です。

夜勤手当はどのくらいもらえますか

午後10時から午前5時までの労働には、法律で2割5分以上の割増賃金が決まっています。それ以外の夜勤手当があるか、いくらかは会社によって違います。

監視の夜勤の経験は、転職で評価されますか

監視の経験だけだと、評価は分かれやすいです。どんなアラートにどう対応したか、手順書にない判断をしたことがあるかを説明できると、伝わり方が変わります。監視の経験を職務経歴書にどう書くかは運用保守から構築・設計へ上がるにはのよくある質問に、職務経歴書そのものの考え方はネットワークエンジニアの職務経歴書、自分で書けても損をする理由にまとめています。

まとめ:「夜勤」の中身を分けて考える

  • インフラエンジニアの夜勤には、運用監視のシフト夜勤と、構築・設計側の夜間作業の2種類がある
  • 構築・設計側の夜間作業は、私の場合は月に1〜2回
  • 深夜の割増賃金と、深夜業の人向けの健康診断は法律で決まっている
  • 夜勤から抜けられるかは運とタイミングも大きい。それでも普段から意識して動いている人に声がかかる
  • 社内で抜ける道がなければ、会社を替えることも考える

実務経験がまだ浅い人や首都圏以外にお住まいの人は、まず大手の総合型転職エージェントで求人の全体像を見るところから始めてください。

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