CCNAの白本は今買うべき?第2版の見分け方と使い方、2027年改定の注意点

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CCNAの「白本」を買おうとして、「最新版はどれ?」「2027年に試験が変わるのに今買っていいの?」と迷っている人に向けた記事です。

書いているのは、白本の初版を紙で買って通読し、CCNAを受けた現役のネットワークエンジニアです。白本と黒本のどちらを選ぶかは参考書の記事で比べています。ここでは白本1冊に絞って、買う前に確かめることと、買ったあとの使い方を書きます。

結論:これから買うなら第2版。知識ゼロなら試験改定を待たずに始めていい

これから白本を買うなら第2版です。CCNAは2027年2月3日から新しい版(v2.0)に変わりますが、ネットワークの知識がまったくない人は、対応版を待つより今の白本で勉強を始めたほうがいいと私は考えています。

ただし、白本は読むだけで分かる本ではありません。Web模擬試験より、問題演習サイトのPing-tを組み合わせるほうが力になりました。理由は後半で書きます。

CCNAの白本とは?正式名と最新版の見分け方

「白本」は表紙が白いことからついた通称で、翔泳社のCCNA対策書を指します。2026年10月時点の最新版は第2版です。

正式名シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 第2版
出版社翔泳社
発売日2025年6月24日
価格4,620円(税込)
判型・ページ数A5判・904ページ
著者林口 裕志、井原 慶亮(著)/中道 賢(監修)
出典:翔泳社の書籍ページ(2026年10月14日確認)

気をつけたいのは、通販サイトや検索結果で初版のページが上のほうに出てくることです。2026年10月14日にGoogleで「CCNA 白本」と検索したところ、1番目に出てきたAmazonのページは初版でした。

見分けるときは、書名の末尾と著者名を見てください。

  • 第2版:書名の末尾に「第2版」がある。著者は林口 裕志・井原 慶亮(監修 中道 賢)。2025年6月24日発売、904ページ
  • 初版:書名に「第2版」がない。著者は林口 裕志・浦川 晃(監修 中道 賢)。2020年6月24日発売、888ページ

フリマや中古で安い白本を見つけたときも、まずこの2点を確かめてください。

初版と第2版の違い:ワイヤレスLANと自動化の章が増えた

CCNAの試験(200-301)は、2024年8月に内容が少し更新されて「v1.1」になりました。第2版は、この更新に合わせて改訂された版です。

出版社の公式の目次で比べると、初版は14章、第2版は16章あります。増えたのは次の2章です。

  • 第15章 ワイヤレスLAN
  • 第16章 SDNとネットワークの自動化

どちらも今の試験範囲に入っている分野です。初版で勉強すると、この2分野が手薄になります。私が使ったのは初版ですが、これから買う人に初版をすすめる理由はありません。

2027年2月の試験改定(v2.0)の前に、白本を買っていいか

ここがいちばん迷うところだと思います。先に、Ciscoが公式に出している日付を書いておきます。

  • 今の試験(v1.1)を受けられるのは2027年2月2日まで
  • 新しい試験(v2.0)は2027年2月3日から。試験番号は200-301のまま

Ciscoは公式ブログで、待たずに今の試験を受けることをすすめています。v1.1で身につけた力はv2.0にもそのまま生きる、という説明です(Cisco公式ブログ)。

2027年2月2日までに受ける人

白本の第2版は、今の試験(v1.1)に合わせた版です。この期間に受けるなら、白本は「できれば買う」くらいの位置づけでいいと思っています。

ネットワークの知識がまったくないなら、話は別です。迷わず買って、少しでも多くの時間を勉強に回したほうがいいと考えます。

2027年2月3日以降に受ける人

v2.0では出題の分け方が6分野から5分野に変わり、トラブルシュートを問う項目が増えます。一方で、TCPとUDPの比較のように範囲から外れる項目もあります。

白本のv2.0対応版が出るかどうかは、2026年10月14日時点で翔泳社の情報からは確認できていません。今の第2版の書籍ページにも、v2.0への対応は書かれていません。

2027年2月3日以降に受ける人は、受験の前にCisco公式のv2.0の出題範囲を確認し、白本で足りない部分を補ってください。

それでも、知識ゼロの人が対応版を待って何もしないのはもったいないと考えます。Ciscoも、v1.1で身につけた力はv2.0に生きると説明しています。範囲の差は、受験日が決まってから公式の出題範囲と見比べて埋めていく形になります。

白本は難しい?読んだだけでは分からない前提で使う

サイト主
サイト主

当たり前のことですが、白本は基本的に読んだだけでは分かりません。ちゃんと理解しようと思ったら、ノートを作る、分からないところを調べる。これが大事です。

白本は図やコマンドの出力例が多く、教科書としての完成度は高い本です。それでも、ネットワークを触ったことがない人が1回読んで理解できる量ではありません。904ページあります。

「読んでも分からない」は、白本が悪いのではなく、最初はそういうものです。分からないところで止まらずに、用語を調べてノートに自分の言葉で書き直す。この手間をかけた部分だけが残ります。

現役の使い方:通読してからPing-tと行き来する

私の使い方は単純でした。紙の白本を買い、まず全部を通読して全体像をつかみました。そのあとは問題演習サイトのPing-tを解き、分からない問題が出るたびに白本の該当する章に戻りました。

白本を「最初に1回読んで終わり」にせず、演習のあいだも辞書のように手元に置いておく使い方です。Ping-tの解説を読んでも腑に落ちないとき、白本の体系的な説明に戻ると理解がつながりました。

Web模擬試験(読者特典)は使わなかった

第2版には、読者特典として2回分のWeb模擬試験がついています。私は使いませんでした。問題演習は、Ping-tのほうが強いと感じたからです。

白本は「理解のための1冊」、演習量はPing-tや黒本で稼ぐ、と役割を分けて考えるのがおすすめです。Ping-tの使い方はPing-tの記事に書きました。

白本だけで合格できるか

白本だけでは、問題演習の量が足りません。章末の確認問題と模擬試験はありますが、本番の形式に慣れるには足りないと思います。私自身、教材を揃えて勉強したのに一度落ちています。その経緯はCCNAの受験体験記に書きました。

白本と黒本、どっちを買うか

白本は教科書、黒本は問題集です。どちらか1冊なら、知識ゼロの人は白本から入るほうが迷いません。2冊の役割の違いと組み合わせ方はCCNAの参考書は白本と黒本だけでいいで詳しく書いています。

まとめ

  • これから買うなら第2版。書名の末尾の「第2版」と著者名で、初版と見分ける
  • 2027年2月2日までに受けるなら、白本は「できれば買う」くらいでいい。知識ゼロなら迷わず買う
  • 2027年2月3日以降に受ける人も、知識ゼロなら対応版を待たずに始める。受験前にCisco公式のv2.0の出題範囲で差を埋める
  • 白本は読んだだけでは分からない。ノートを作り、調べ、Ping-tと行き来して使う

独学全体の進め方はCCNAの独学の記事もあわせてどうぞ。

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